おもしろ言葉の起こり

 漢字はいろいろの意味を持ち、また,個々の漢字も語源をもち、その中でも木偏の付く漢字が一番多く人間の営みの中で、木との係わり合いが水(サンズイ)の漢字の中においてもっとも多かったのです。 

……・木の向こう側に太陽が昇る様子を表しております。皆さんもごぞんじですね。

休む…・人が木によりそってくつろいで居る象形文字を休むといいます。昔から人と木の係わり合いが大切だったか良く分かりますね。

困る…・・木を「囲む」、つまり、いろいろなもので覆ってしまうことが困るという字の起こりです。

今の住まいはクロス・塗装・あるいは石膏ボードでくるみ、木(柱)が苦しいと泣いている住まいばかりです。本来、木(柱)、腰板は囲まず白木のままがよいのです。

…・・木がじっと立っている様子を表しております。つまり「主」はロウソクの炎が台の上でじっと周りを照らしている様子を象形化しております。木と合わせることでじっとものを支える柱になりました。柱が動き出しては困りますね。      

…・・木に上横―(ぼう)は若い枝・葉を表しております。木に若葉マークです。車でも「若葉マーク」は21世紀を担うすばらしい未来がありますね。

…・大木が地中に奥深く根っこを張った様子をあらわしております。「本」も人間に知識の根源を与えてくれます。そのようなことから「もと」のと言う意味を持ちました。

…・・板という字は、木と反を組み合わせておりますね。「反」は垂れた布と手を表しております。

垂れた布を手で反り返らせておるようすを表し、反り返る木を表すことになりました。

…・村という字は木と寸を合わせた字です。寸は手をひとところに当て休む意味を持っています。

木のある所でそっと手を腰にあて「ドッコイショ」と旅人が休むほのぼのした風景を「むら」といいます。街とか都市では人々はせわしなく働いております。

人は村に行くとほっとします。それが村の語源です。

…・・材は木を根本で立ちきった様子を表し、また木が歳月を経て丸太になった様子を表しております。

材とは丸太であって本来は角材ではありません。昔は丸太で建物をたてたものです。

…・・楽のもと字は樂で木(クヌギ.樫)にどんぐりの実がなっている様子をあらわしております。

どんぐりを籠の中にいれて振ると楽しい音がでますね。「どんぐりころころ…・ドジョウさんも楽しそうですね。」そのいわれから音楽の「楽」や楽しいという意味を持ってきました。

…・・様は木と羊と永の合わさった字です。もと字は「樣」です。森があり広々し川の流れる土地に羊を飼っている様子でと思っておりましたら、そうではなく栃の木を表すそうです。栃の木はとてもリッパな木で見事なようすを表し、その結果として最高の敬語になったようです。また、様子を表現意味も持ちました。

…・機は木と絲と戈と人が合成されたじです。絲は細かいことを表しております。人の首に戈(ほこ)が今にもあたりそうな様子を表しております。機は機織(はたおり)で細かい木(ネジ棒)の集まりで部品の集まりをあらわしました。また、機会(チャンス)の意味は人の首に今にも戈(ほこ)があたりそうなことから…わずかな時間、つまり機会(チャンス)になりました。

…・・古代に人は屋根の下に大事な家畜{(豚…猪)食料となる生き物}を飼っておりました。私達が幼いころ馬小屋が玄関の東側の一番良い所にあったのを記憶しております。家はその名残でしょうね。

家庭…・・狭くても庭のある一戸建て…よくわかります。庭の無いマンションは家であっても家庭では無く・・・・やはり庭がほしい。

…・・屋根の下に人が脛(スネ)をのばしている様子から屋根か伸びる平らな場所…中庭を表す。

中庭のあるほど豪邸は少ないですよね。ひがみかな…・。  

 
おもしろ職人言葉の起こり

うだつがあがる……飛騨高山.京都.川越などの古い町並みを散策すると屋根(屋根かわら〕の上に漆喰で作った延焼を防ぐ屋根付き防火壁を見たことがあると思います。昔は瓦屋根にすることもままならず茅葺き.板葺きが当たり前でした。まして「うだつ」を作ることなど思いも拠らぬこと。それが転じて出世したり、金持ちになることを言いました。言いまわしとしては「うだつが上がらない…・」ですが。

どんぶり勘定…・・天丼.カツ丼.親子丼のどんぶり鉢ではありません。大工.植木.石工などの着ていた前掛けで袋のある作業着を「どんぶり」といいます。職人は財布も持たず前掛けの袋の部分からろくに調べもせず支払いをしていたことから、いいかげんな経理感覚を「どんぶり」というようになったのです。

この「ろくでなし」…・ろくは陸(ろくとよむ)職人言葉で水平のことをロクといいます。水平のとれない職人をロクの取れない職人…・ろくのでない職人…・・はろくでなしになったという。また、武士階級で録をもらえない人のこともろくでなしとか…・・。

左党…・お酒飲みのことをいいます。鑿(ノミ)を持つ手…のみて=「のんべー」のことをさすようになった。

賃金…・江戸時代武士階級はコメ(米)を経済の源泉にしておりました。職人は座を構成し経済の源泉を銀の粒(賃銀)でいただいたそうです。英語のサラリーは塩の「ソルト」からきておりまし。

残念ながら賃金ではないようです。また、関東の職人は金の粒でもらい、関西は銀の粒で受け取りそのため関東は賃金・関西は賃銀だったとも言われ、江戸時代は幕府が江戸にあったため賃金が残ったものと思われます。

子は鎹(かすがい)・・・鎹は二つの材木を結びつけるコの字型の金物をいい、子供が夫婦の仲たがいを止
め、子供がコの字の金物と同じく夫婦を結びつける役割を果たしております。