シーリング材
日本屋根経済新聞社 2002年9月18日付


A 業界や訪販がコーキングとか、シリコーン工法とか言うけど、何?

B 正しくは「シーリング」。「コーキング」はRC造の窓枠廻りなどで伸縮がほとんど生じない目地に使う呼び方で、瓦施工で使うことはない。シリコーンはシーリング材の1成分の呼び名だよ。シーリング材は主成分によって7種類あり、瓦屋根の接着で使われるものはおもにシリコーン系と変成シリコーン系。

C 違いは?

B シリコーン系を使える屋根材は粘土瓦だけ。充填後、雨水がかかるとシリコーンオイルが発生しやすく、瓦を汚す場合がある。これに対して変成シリコーン系はオイルが出ないし、粘土瓦からスレート系、金属系まで使え、幅広い用途に。

A JISはあるの?

B 日本シーリング材工業会では瓦屋根で使われる接着剤を「建築用シーリング材」としている。JISはA5758。「建築構成材の目地部分などに使用するもの」とされている。

C 瓦屋根での用途は?

B 同工業会では屋根での使用について「瓦の押さえ(台風被害の防止)」と位置づけている。ちなみに日本建築学会の標準仕様書JASS8では、瓦屋根での用途については触れられていない。またシーリング材を充填する際の目地の状態を「目違いや段差などがないこと」と書いてある。

A 耐候性は?

B 国土交通省監修の解説書では「標準耐用年数は当面10年」。ビルや戸建住宅の壁施工でおもに使われている。